テクノロジーと見えない努力のあいだに、価値をつくる|株式会社Solo Arenaの軌跡
序章:なぜ、Solo Arenaを立ち上げたのか

私はアメリカで生まれ、サッカーを通じてスペインやアメリカでプロ選手としてのキャリアを歩んできました。各国の育成環境、個々の努力の方法、そして「夢の追い方」を身をもって経験する中で、常にどこかで感じていたのが「日本はもっと強くなれる」という可能性です。
もちろん、日本の選手たちは日々、本当にたくさんの努力をしています。誰よりも長くピッチに残って練習をする選手や、チームのために裏方に徹する選手。そんな姿を見て、「日本人はサッカーに対して本気だ」と何度も感じてきました。
ただ一方で、効率のいいトレーニング環境や、専門的な知識にアクセスできる機会は、まだまだ限られているとも感じました。
もし、日本の選手たちが、もっと自由に、もっと戦略的に、もっと孤独を恐れずに努力できる環境を持てたなら──。
その努力が“報われる仕組み”が整っていたら──。
日本はもっと世界で戦える国になれる。
その想いが形となったのが「Solo Arena(ソロアリーナ)」というプロジェクトです。
この事業は、次の3つの軸を通して、日本のサッカー界に貢献することを目指しています。
- 教育アプリ『サッカーマインド』
サッカーの戦術理解、英語、食育などをクイズ形式で楽しく学べるアプリ。個々の学びを深める場をオンラインで提供します。 - 自主練特化型施設『プレグラ360°』
一人で、集中して、効率よくトレーニングできる空間を提供。ボールマシンやAIを活用し、今までになかった「見えない努力ができる場所」を創出します。 - アスリートマッチングサービス(サービス名未定)
アスリートと専門家(栄養士・トレーナー・心理士・理学療法士など)をつなぐプラットフォームを構築します。プロを目指す選手たちが、孤独な戦いではなく、専門的なサポートを受けながらキャリアを築ける環境を目指しています。
これら3つの事業を通じて、私たちは「すべてのサッカーをする人の努力に寄り添う」存在でありたいと願っています。
そして最終的な目標は、日本がワールドカップを制し、サッカーで世界をリードする「真の強豪国」となるための土台づくりです。
そのための一歩を、Solo Arenaから踏み出していきます。
そんなSolo Arenaの軌跡を、最後まで読んでもらえると嬉しいです!
教育アプリ『サッカーマインド』― サッカーの「学び」を、誰にでも。

サッカーは「勘」や「経験」に頼るスポーツだと考えられがちです。
しかし、世界のトッププレーヤーたちは、戦術、言語、栄養など、ピッチ外の「学び」にも非常に多くの時間を割いています。私はそうした海外での育成環境を肌で感じてきたからこそ、「日本でも、もっと体系的にサッカーを学べる機会が必要だ」と感じました。
『サッカーマインド』は、そんな想いから生まれた教育アプリです。
年齢やレベルに関係なく、誰もが「考えるサッカー」「学ぶサッカー」を実践できるように、以下の3つの要素を柱としています。
1. 戦術理解を深める“クイズ形式”の教材
試合の映像や図解をもとに、リアルな判断力を問うクイズを用意しています。
初心者でも直感的に学べる内容から、上級者がうなるような戦術問題まで、幅広く対応しています。これは、私がこれまでに出会ってきたコーチや選手たちの「もっと頭を使ってプレーすべきだ」という声に応えるかたちで開発しました。
2. サッカー英語×学校英語の融合
海外でのプレー経験から、語学力がキャリアの選択肢を大きく広げることを痛感しました。
『サッカーマインド』では、Jリーグの選手が使っているような「実用サッカー英語」に加えて、小中学生の義務教育内容に沿った「学校英語」も同時に学べるようになっています。スポーツを通して言語を身につけるという、まったく新しい学習体験です。
3. 栄養・体調管理のベースとなる知識
選手の成長に欠かせないのが、正しい食事とコンディショニングです。
本アプリでは、アスリートフードマイスターや管理栄養士監修のもと、「何を」「いつ」「どのくらい」食べるべきかをクイズ形式で学べます。これは特に、成長期の子どもたちや、部活動をサポートする保護者の方々に好評です。
継続して学ぶ、そして「見える化」する
『サッカーマインド』は、日々の取り組みを“見える化”することも重視しています。
例えば、クイズの進捗、得点、ミスしやすい分野をレポート化することで、苦手を克服しやすい仕組みを構築。サッカーに取り組むすべての人に、「自分だけの学びの地図」を提供します。
サッカーマインドについて、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください:
サッカーマインドとは? 一人ひとりの努力に寄り添う、新しい学びのかたち
無料会員登録はこちらから:
サッカーマインドログインページ
自主練施設『Playground 360° (プレグラ360°)』― 誰にも見られず、真剣に練習できる場所を。

私はアメリカで生まれ育ち、育成年代から大学まで、現地のサッカー環境の中でプレーしてきました。そこでは、空いた時間に一人で練習できる公共施設や、自由にボールを蹴れる芝生のフィールドが日常にありました。
誰にも見られず、でも自分と向き合って、とことんボールと向き合う時間。それが、自分の成長にどれほど大きな意味を持っていたかは、日本に来てから強く実感することになりました。
「もっと練習したい。でも場所がない」「一人で何を練習すればいいかがわからない」
これは、日本で引退後に多くの選手たちから聞いた悩みでした。特に、日本ではボールを蹴れない環境が多く、真剣に取り組もうとするほどに、場の制約にぶつかります。
『プレグラ360°』は、そうした声に応える「自主練の最適解」を目指した施設です。
最新マシン×AIによるトレーニング環境
そこで立ち上げたのが、自主練特化型トレーニング施設『プレグラ360°』です。
海外から輸入した球出しマシンを導入し、繰り返し練習や特定スキルの定着に最適な環境を構築。
さらに、AIやモーションセンサーを活用し、フォーム・方向・強さなどを可視化。感覚だけに頼らない「データで学ぶサッカー」を提供しています。
現在、よりクオリティの高い自社マシンと自社アプリを開発計画中。
一人でも、反復できるからうまくなる
個人練習で大切なのは「反復の質」です。
一人でも、100本、200本と正確に繰り返せる設計により、練習したスキルを「試合で使える技術」へと昇華させます。
アメリカで当たり前だった「静かに、でも本気で打ち込める空間」を、日本でも再現しました。
他人の目を気にせず、集中できる設計
施設は半個室・少人数制で、視線を遮る構造にしています。
「誰にも見られたくない」「自分だけの時間に集中したい」——そんなプレーヤーの声を大切にし、初心者から元プロ選手まで、幅広い方々が利用しています。
アスリートマッチング支援 ― 現役中と「その先」も見据えて。
サッカー選手というと、華やかなプロの世界を思い浮かべるかもしれません。
しかし、全国各地には、昼は会社員として働き、夜はグラウンドに立ち続けるアマチュア選手がたくさんいます。
実は、かつての私もその一人でした。
ドイツに留学時代、地域リーグに所属しながら、生活費を稼ぐためにアルバイトを掛け持ちし、グラウンドと職場を往復する日々。
技術も気持ちもまだ上を目指していたのに、「練習時間が取れない」「お金が続かない」「将来の保証がない」そんな現実と、いつも隣り合わせでした。
「サポートが必要」な選手と、「支援したい」人をつなぐ場所
アスリートが、プレーを続けながら成長していくには、技術だけでなく、身体・心・生活すべての側面を支えてくれる存在が必要です。プロを問わず、どのレベルの選手にも、サポートは不可欠です。
Solo Arenaは、栄養士・トレーナー・語学講師・キャリアコーチなど、選手の成長を後押しする“プロフェッショナル”たちとつながるマッチングプラットフォームを開発中です。
単なる支援ではなく、「この人にお願いしたい」と選べる関係性。
それぞれの選手が、自分の課題や目標に合わせて、最適な伴走者を見つけられる場所を作ります。
「支えたい」人にも、舞台を届けたい
一方で、「自分のスキルをアスリート支援に活かしたい」と思っても、出会いのきっかけがない専門職の方々も数多くいます。
Solo Arenaでは、専門スキルを持つ支援者が、支えたいアスリートと出会い、貢献できる場所を整えていきます。
地域に埋もれていた才能や熱意が、サッカーを通じて社会に活かされる——そんな循環を生み出したいのです。
まとめ:Solo Arenaが目指す未来
Solo Arenaは、「一人でも、どこでも、自分らしくサッカーと向き合える社会」を目指して、以下の3つの軸で事業を展開しています。
これらはすべて、「見えない努力に光を当てる」という想いに根ざした取り組みです。
プロを目指す子どもたちも、地域でプレーを楽しむ社会人も、海外で挑戦するアスリートも。
それぞれが自分のペースで、でも真剣にサッカーと向き合えるように。
Solo Arenaは、テクノロジーと人の力を融合させながら、「すべてのサッカーをする人の努力に寄り添う」未来を創っていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
